猫児山

概況：

猫児山（マオアルシャン）は、桂林市興安県に位置する標高2141.5メートルの山で、「華南の頂上」とも称される広西最高峰です。その名は山頂の巨岩が臥した猫のように見えることに由来します。漓江をはじめ、39本の河川の源流となる重要な水源地であり、広大な原生林と高山湿地帯を有する自然の宝庫です。季節ごとに表情が変わり、春は色とりどりの杜鹃（ツツジ）の花が咲き乱れ、夏は涼しい避暑地として、秋は雲海と紅葉、冬は霧氷や雪景色を楽しむことができます。
見所：
・ 華南の頂上からの眺望：頂上からは、広がる大パノラマの雲海や、特に早朝の壮大な日の出を眺望できます。天候が良ければ、「仏光」と呼ばれる気象現象が見られることもあります。
・ 漓江の源流と豊かな水景観：杉木江の「十里峡谷」では、滝や深い淵、清らかな流れなど、変化に富んだ水の景観を楽しめます。
・ 多彩な動植物：太古の姿を残す南方鉄杉（ツガ）の林や、春から夏にかけて咲き誇るさまざまな種類の杜鹃の花畑は見事です。
・ 歴史的なスポット：紅軍（中国工農紅軍）が長征で越えた「老山界」や、第二次世界大戦時のアメリカ軍機の墜落遗址など、歴史を感じさせるスポットもあります。

入場料：

入場料は、景区内の往復シャトルバス料金を含んで、大人160元前後が目安です。学生、小人、60歳から65歳未満の高齢者などは優待料金が適用される場合があります（詳細は現地でご確認ください）。猫儿山(māo ér shān)マオ アル シャンMaoershanハイシーズン（5月1日～10月31日）：7:30～18:00（入場は15:00まで）
ローシーズン（11月1日～翌年4月30日）：8:30～17:30（入場は14:30まで）
※季節や天候により変動する可能性があります。住所：
広西壮族自治区桂林市興安県華江トン族郷高寨村（猫児山風景区内）
公共交通機関：
桂林汽車北站（バスターミナル）から「高寨（猫児山景區）」行きの直行バスを利用します。発車時間は、7:40、10:30、13:30、15:30などです。興安県のバスターミナルからもアクセス可能です。景區では、自家用車で山頂まで行くことはできず、景區のシャトルバスに乗り換えて山頂近くまで向かいます。・ 山頂付近は麓と比べて気温がかなり低く、天候も変わりやすいです。防寒着や雨具の準備をお勧めします。 ・ 歩きやすい靴でお越しください。景區の指定された遊歩道やエリアから外れないようにし、安全にご観光ください。 ・ 自然環境を守るため、ゴミは必ずお持ち帰りいただくか、決められた場所に捨ててください。