聖ソフィア教堂

概況：
聖ソフィア教堂（聖ソフィア大教堂）は、ハルビン市の中心部、道里区に位置するビザンチン様式の正教会堂で、ハルビンを代表するランドマークの一つです。1907年、帝政ロシア時代にの中東鉄道建設に携わった兵士たちのための軍用教会として創建され、その後ロシア人茶商人の出資などを経て、1932年に現在の姿に完成しました。高さ53.35メートル、建築面積721平方メートルの壮大なスケールを誇り、最大2,000人を収容できると言われています。特徴的な大きな玉ねぎ形のドームと清水赤レンガの外壁が美しく、現在は宗教施設としてではなく「ハルビン建築藝術館」として一般に公開されており、ハルビンの都市計画の歴史や建築に関する展示が行われています。1996年には国家級重点文物保護単位に指定され、2007年には国家AAAA級観光地に認定されるなど、その歴史的・文化的価値が高く評価されています。

見所：
・ 外観の巨大な玉ねぎ形ドームと赤レンガの外壁が特徴的なビザンチン建築の傑作で、昼と夜で異なる表情を見せます。特に夜間のライトアップは幻想的です。
・ 正門上部の鐘楼には7つの銅鐘が設置されており、これらは7音階を成しており、訓練された敲鐘人が奏でる響きは遠くまで聞こえたと言われています。
・ 内部はハルビン建築藝術館として公開されており、ハルビンの歴史的建築物の写真や模型、都市計画の大規模な沙盤模型（立体模型）を見学できます。
・ 広場に設置されたベンチは記念写真の名スポットとして人気です。冬季には雪に覆われた教会が童话の世界のような景観を作り出します。

入場料：
入場料は15元です。児童料金は7元となる場合があります。圣索菲亚教堂(shèng suǒ fēi yà jiào táng)ション スオ フェイ ヤ ジャオ タンSt Sofia Orthodox Church
ハイシーズン：8:30～17:00（入場は16:45まで）
ローシーズン：8:30～17:00（入場は16:45まで）
※ただし、週月曜日は休館日となる場合がありますので、訪問前のご確認をお勧めします。夏季などには夜間の開放時間が延長される場合（20:00までなど）もありますが、現地の公式発表でご確認ください。住所：
黒竜江省ハルビン市道里区透籠街88号（あるいは59号）
公共交通機関：
市内バス1、5、20、61、113、114、206路などの路線をご利用になり、「兆麟街」バス停で下車後、徒歩約400メートルです。地下鉄2号線をご利用の場合は、「中央大街」駅で下車し、中央大街を経由して徒歩で向かうこともできます。教会は国指定の重要文化財です。建物内外のレンガや展示物に触れたり、傷つけたりすることのないよう、マナーを守って見学してください。 広場や教会内部は写真撮影の名所ですが、三脚の使用やプロ機材での撮影は制限されている場合があります。他の観光客の邪魔にならないように配慮しましょう。 教会内部の見学には入場料がかかります。チケットは入口付近で購入できます。 週末や祝日、冬季の観光シーズンは大変混雑します。比較的空いている時間帯を選びたい場合は、早朝の訪問がお勧めです。 ハルビンの冬は非常に寒いです。防寒対策を万全にして訪問してください。教会周辺の歩道は凍結していることがあるので、滑りにくい靴を履いていくことをお勧めします。