南宗尼姑寺

概況:
南宗尼姑寺は、青海省黄南チベット族自治州尖扎県の坎布拉国家地質公園内、南宗溝の霊塔灘に位置する青海省最大の尼寺です。チベット語の正式名称は「阿瓊南宗三丹瓊培林」(南宗静慮興旺洲)といい、蔵伝仏教ニンマ派(古派)に属します。創建は元代にさかのぼり、古浪倉活仏によって建立されたと伝えられています。この地域は蔵伝仏教後弘期の復興地として知られる宗教的に由緒深い土地であり、標高約2800メートルの地点にあります。周囲には険しい峰と緑の森林が広がり、自然景観と宗教建築が調和した独特の雰囲気を持っています。1980年に再開放されて以降、寺院は規模を拡大し、現在では約160人の尼僧(その多くは青少年の藏族女性)が清らかながらも規律正しい共同生活を送っています。

見所:
・大経堂と八つの本康(塔): 尼僧たちが集う宗教活動の中心で、内部には蓮花生師徒などの尊像や経典、さまざまな法器が安置されています。経堂の周囲には回転する経筒(マニ車)が配され、その外側には八つの本康(塔)が建っています。
・尼僧の修行生活: 非常に厳格な寺規の下で営まれる尼僧たちの日常の修行風景は、静かで厳かな空気に包まれており、訪れる者に深い感銘を与えます。
・坎布拉の自然と宗教的景観: 寺院は赤い丹霞地形と青い空、緑の森林に囲まれており、特に「金亀戲水」観景台から望む坎布拉湖と一体化した景色は息をのむ美しさです。
・周辺の聖地巡礼: 同じ南宗溝内には、歴史ある阿瓊南宗寺や南宗扎寺などもあり、蔵伝仏教の聖地としての深い歴史を体感できます。

入場料: 無料(坎布拉国家地質公園の入園料が別途必要となる場合があります)
中国語名:
南宗尼姑寺(nán zōng ní gū sì)
中国語名の読み方:
ナン ゾン ニー グゥ スー
英語名:
Nanzongnigusi
南宗尼姑寺の観光時間:
ハイシーズン(6月15日~9月15日、国慶節期間):7:00~20:00
ローシーズン(9月16日~翌年6月14日):8:00~18:00
南宗尼姑寺へのアクセス:
住所: 青海省黄南蔵族自治州尖扎県坎布拉鎮南宗溝(坎布拉国家地質公園内)
公共交通機関:
西寧長距離バスステーションから坎布拉鎮(李家峡鎮)行きのバスを利用します。坎ブラ鎮に到着後、現地ではタクシーやチャーター車を利用して寺院まで向かうことが一般的です。なお、寺院へ至る道路は山道であり、一般車の通行が難しい場合がある点にご注意ください。
注意事項:
宗教施設ですので、静粛に参観し、尼僧の方々の修行の邪ぎをしないよう心がけましょう。 敷地内の建物や法器、経典などにはむやみに触れないでください。 現地は高原地帯にあります。歩行はゆっくりとし、体調管理に十分気を付けましょう。日差しが強いため、日焼け止めや帽子の準備もお勧めします。 写真撮影については、特に仏像や内部の様子、尼僧の方々に対しては、許可を得るなど敬意を持って行いましょう。 坎布拉地区は天候が変わりやすいです。雨具や防寒着の準備があると安心です。

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