同仁隆務寺

概況:
同仁隆務寺は、青海省黄南チベット族自治州同仁市隆務鎮にあるチベット仏教ゲルク派の大寺院です。創建は元の大徳5年(1301年)にさかのぼり、サキャ派の寺院として始まりましたが、明の万暦年間(1573-1620年)にゲルク派に改宗しました。安多地区では、甘粛のラブラン寺、青海のタール寺に次ぐ規模と影響力を持つ寺院として知られ、「隆務大楽法輪洲」という尊称で呼ばれています。総面積は380畝におよび、顕宗・密宗・時輪の三大学院を有する学問寺としても発展してきました。熱貢芸術の発祥地としても有名で、境内には精美な壁画や唐卡、堆繍などの芸術品が数多く残され、青海省の重要な文化財として保護されています。最盛期には僧侶数が2300人を超えたと伝えられており、現在も約400人の僧侶が修行に励む活気あふれる道場です。

見所:
大経堂は寺院の中心的な建物で、1700平方メートル以上の広さがあり、内部には18本の巨柱と146本の短柱が立ち、釈迦牟尼をはじめとする数多くの仏像が祀られています。
高さ11メートルにも及ぶ宗喀巴大師の鍍金像は、宝石が散りばめられており、圧倒的な存在感を放っています。
「西域勝境」という明の皇帝から賜った扁額をはじめ、豊富な仏教経典や歴史的文物が所蔵されています。
正月の祈願法会(祈願法会では晒仏や跳欠などの行事があります)や、九月の降凡節など、一年を通じて様々な宗教行事が執り行われ、独特な宗教雰囲気を体験できます。
熱貢芸術の宝庫として、色鮮やかで精緻な壁画や唐卡を至る所で鑑賞することができます。

入場料:
一般入場料は60元からとなります。学生証の提示により割引が適用される場合があります。
中国語名:
同仁隆务寺(tóng rén lóng wù sì)
中国語名の読み方:
トン レン ロン ウ スー
英語名:
Tongrenlongsi
同仁隆務寺の観光時間:
ハイシーズン(4月1日~10月31日):8:00~18:00
ローシーズン(11月1日~3月31日):8:00~17:00
同仁隆務寺へのアクセス:
住所:
青海省黄南チベット族自治州同仁市隆務鎮四合吉村西山脚下
公共交通機関:
西寧バスターミナルから同仁市(隆務鎮)行きの長距離バスを利用します。運行本数は1日6便以上あり、所要時間は約2時間半から3時間半、料金は30元前後です。同仁市に到着後、タクシー(約5分、基本料金3元程度)を利用するか、隆務寺まで徒歩約10分で到着します。市内の3路バスを利用し「隆務寺」バス停で下車する方法もあります。
注意事項:
寺院は宗教的な聖地です。仏像や経典、法具などにはむやみに触れないようにし、静かに参観するよう心がけましょう。 高原地域に位置するため、日差しが強い日は紫外線対策を、朝夕は気温が下がるので防寒着の準備をお勧めします。 写真撮影を行う場合は、フラッシュの使用や三脚の設置が制限されている場所があります。表示に従って撮影してください。 美しい環境を守るため、ゴミは必ず指定された場所に捨てるか、お持ち帰りください。

同仁隆務寺の写真

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