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西安窯洞

概況:
黄土高原の風土が育んだ独特の住居様式、窯洞。その歴史は新石器時代にまで遡り、人々は厚い黄土層を掘り進め、冬暖かく夏涼しい住空間を創造してきました。陝西省では、この伝統的建築を体験できる場所がいくつかありますが、中でも西安市街地から気軽に訪れられる代表的なスポットが「曲江寒窯遺跡公園」です。ここは唐代の伝説「王宝钏が寒窯で18年間も夫の帰りを待ち続けた」という愛情物語の舞台となった場所で、単なる窯洞の見学ではなく、一つの愛情伝説をテーマに整備された公園となっています。園内には実際の窯洞遺跡があり、物語にちなんだ展示や塑像を見ることができます。近年では、西安メトロ8号線の「寒窯」駅が開通したことで、アクセスが格段に便利になり、多くの人々が訪れるようになりました。駅そのものも「曲江流飲」の意境をデザインに取り入れた美しい空間として話題を集めています。

見所:
愛情伝説の核心地である寒窯遺跡。清代に再建されたものですが、王宝钏が実際に暮らしたと伝えられる窯洞を見学できます。
「貞烈殿」や「望夫亭」、「薛平貴・王宝钏大殿」をはじめ、物語の場面を描いた塑像が園内各所に配置されており、伝説の世界に浸ることができます。
「寒窯物語」テーマ博物館では、幻影成像(ホログラム)やマルチメディア技術を駆使して、王宝钏と薛平貴の物語が生き生きと再現されています。
園内では季節や時期によって、寒窯物語を題材にした仿古式の実演ショーが行われることがあります。
公園入口近くにある「妖馬洞」は、物語で薛平貴が降伏させたという紅鬃烈馬が棲んでいたと伝えられる洞窟です。
アクセスの起点となるメトロ8号線「寒窯駅」は、無柱の大空間が特徴的な美しいデザインで、駅自体が新しい観光スポットとなっています。

入場料:無料
中国語名:
西安窑洞(xī ān yáo dòng)
西安窯洞の観光時間:
公園区域:ほぼ終日開放(参考情報:7:00-21:00など)
窯洞遺跡エリア:9:00~17:00
(※ハイシーズン・ローシーズンによる明確な区別は情報に見当たりません。上記時間は目安としてご参照ください。)
西安窯洞へのアクセス:
住所:陝西省西安市雁塔区寒窯路18号
公共交通機関:
西安メトロ8号線「寒窯」駅B出口から、徒歩数分で到着します。
市内からバスを利用する場合は、212路、曲江バス観光環状線などに乗車し、「曲江寒窯遺跡公園」バス停で下車します。
注意事項:
公園自体は長時間開放されていますが、窯洞遺跡内部などの核心エリアは閉館時間が早い場合があるため、計画を立てる際はご注意ください。
「妖馬洞」は入口部分のみの公開で、内部深くへは入れない場合があります。
メトロ8号線の開通によりアクセスは非常に便利になりましたが、週末や休日は駅や公園が混雑する可能性があります。
公園は愛情をテーマにしており、カップルや家族連れに人気ですが、歴史的遺跡としての側面もあり、マナーを守って見学しましょう。
園内は広くはないため、見学時間は1〜2時間程度が目安です。隣接する曲江池遺跡公園や、少し離れた大雁塔・大唐不夜城などと組み合わせて観光するのがおすすめです。
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