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法門寺博物館

概況:
法門寺博物館は、陕西省宝鶏市扶風県法門鎮に位置する、法門寺文化景區内にある専門博物館です。1987年の法門寺唐代地宮発見という20世紀を代表する考古学的発見を契機に、出土した数千点に及ぶ大唐皇室の至宝を保存・研究・展示するため、1988年11月9日に開館しました。博物館は「大唐宮廷珍宝館」とも称され、国務院により国家二級博物館に指定されています。その最大の特徴は、仏教の最高聖物である釈迦如来の真身指骨舎利(佛指舍利)をはじめ、金銀器、秘色瓷、琉璃器(ガラス器)、絲織品など、唐代の工芸技術と美術の頂点を極めた文物を体系的に所蔵・展示している点にあります。これらの文物は、唐代の皇室信仰、宮廷生活、そしてシルクロードを通じた東西文化交流の豊かな実態を今に伝えており、「法門寺地宮一開、便是半個盛唐(法門寺地宮が開かれれば、そこには半分の盛唐がある)」と評されるほどです。

見所:
世界で唯一現存する釈迦如来の真身指骨舎利(佛指舍利)は、佛教の最高聖物として最も重要な見所です。
「秘色瓷」は、文献にのみ記録があった幻の瓷器で、その美しい青磁の輝きと優雅な造形は必見です。
イスラムや東ローマからシルクロードを経て伝わった琉璃器(ガラス器)は、唐代の国際交流を物語る貴重な品々です。
唐代の宮廷で実際に使用された金銀製の茶具セットは、当時の高度な茶文化を窺い知ることができます。
「世界錫杖之王」と称される「迎真身銀金花十二環錫杖」をはじめ、精巧を極めた金銀の仏教法具の数々も圧巻です。

入場料:
ハイシーズン(3月1日~11月30日):100元
ローシーズン(12月1日~2月末日):90元
※身長1.2メートル以下の児童、70歳以上の高齢者(要身分証)、現役軍人、障害者などは無料となる場合があります。6歳~18歳の未成年、全日制大学生(学生証提示)、身長1.2~1.4メートルの児童は半額優待の対象となります。
中国語名:
法门寺博物馆(fǎ mén sì bó wù guǎn)
法門寺博物館の観光時間:
ハイシーズン(3月1日~11月30日):8:30〜18:00
ローシーズン(12月1日~2月末日):8:30〜18:00
※博物館は法門寺文化景區内にあり、景區の開園時間に準じます。夏季(暑期)などは閉館時間が延長される場合があります。
法門寺博物館へのアクセス:
住所:陕西省宝鶏市扶風県法門鎮法門寺文化景區内
公共交通機関:
西安から:西安城西客運站から法門寺行きの直行バスを利用します(約2時間)。または、大唐芙蓉園西門から観光直通バス(有料)も運行されています。
宝鶏から:宝鶏汽車站から扶風県行きのバスに乗車し、扶風県で法門寺行きのバスに乗り換えます。
法門寺文化景區は広大です。景區入口から博物館までは、園内の観光電車(有料)を利用すると便利です。
注意事項:
博物館は仏教聖地である法門寺に隣接しています。境内では静粛を保ち、仏教施設としての礼儀を守りましょう。
開館時間は季節やイベントにより変動する可能性があります。訪問前には公式情報で最新の時間を確認することをお勧めします。
館内には国宝級の貴重な文物が数多く展示されています。フラッシュ撮影や三脚の使用は禁止されている場合が多く、展示物には決して触れないでください。
寺院区域を含む景區内では、過度に肌を露出する服装は避け、落ち着いた服装が望ましいです。
景區内は広く、見学には歩きやすい靴が必須です。また、飲食店が限られているため、水分補給は忘れずに。

法門寺博物館の写真

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