藍天水陸庵
概況:
藍田水陸庵は、西安市の東南約50キロ、秦嶺の北麓に位置する六朝古刹です。元は隋唐の名刹・悟真寺の水陸殿であり、水陸法会を行う重要な場所でした。明代の嘉靖年間に秦藩王・朱懐埢によって大規模に修復され、家廟とされました。その最大の見どころは、大雄宝殿に遺る3700余尊の彩色泥塑群で、その芸術的価値の高さから「中国第二の敦煌」、「天下第一の立体連環壁塑」と称えられます。壁塑は絵画、円彫、浮彫、楼刻などの技法を融合させ、仏教故事から儒教・道教の人物までをびっしりと描き、その精緻で壮大な世界観は、近年ではゲーム『黒神話:悟空』の美術インスピレーションの源泉の一つともなっています。1957年に陝西省重点文物保護単位、1996年に全国重点文物保護単位に指定されました。
見所:
「天下第一立体連環壁塑」と呼ばれる大雄宝殿の彩色泥塑群は必見です。南北の壁面には、釈迦の誕生から涅槃までを連環画のように表現した物語が展開し、3700体以上の仏、菩薩、羅漢、飛天、そして龍鳳や楼閣が立体かつ華麗に塑造されています。
特に注目すべきは、儒・釈・道三教が一堂に会する独特の構成です。例えば、前殿の「三世仏」の脇侍には儒者や道士の像が配され、当時の思想的融合を窺い知ることができます。
後殿に祀られる観音、文殊、普賢の「三大士」像は、いずれも頭に高く聳える宝冠を戴き、口元に蝋燭の炎のような小鬚をたくわえた、宋元以後では極めて珍しい男相の菩薩像として知られています。
また、千手観音や孔雀明王など密教的な尊像も見事に塑造されており、仏教美術の多様性を感じさせます。
水陸庵の向かいにある下悟真寺には、世界第二の大きさを誇る泥胎の釈迦涅槃像(臥仏)が安置されており、合わせて訪れることをお勧めします。
入場料:無料(身分証などの提示が必要な場合があります)
公共交通機関:
西安市内からは、地下鉄1号線・6号線「紡織城」駅で下車し、駅前から904路バスに乗車、「普化鎮」バス停で下車します。そこからは徒歩、または現地の三輪タクシー(蹦蹦車)を利用して水陸庵へ向かいます。
藍田県城からは、「藍田県汽車站」(バスターミナル)から水陸庵行きの専線バス(游2路など)を利用できます。
より便利な方法として、紡織城駅周辺からタクシーやネット予約車(滴滴等)を利用する選択肢もあります。片道60〜70元前後、時間は1時間10分程度
藍田水陸庵は、西安市の東南約50キロ、秦嶺の北麓に位置する六朝古刹です。元は隋唐の名刹・悟真寺の水陸殿であり、水陸法会を行う重要な場所でした。明代の嘉靖年間に秦藩王・朱懐埢によって大規模に修復され、家廟とされました。その最大の見どころは、大雄宝殿に遺る3700余尊の彩色泥塑群で、その芸術的価値の高さから「中国第二の敦煌」、「天下第一の立体連環壁塑」と称えられます。壁塑は絵画、円彫、浮彫、楼刻などの技法を融合させ、仏教故事から儒教・道教の人物までをびっしりと描き、その精緻で壮大な世界観は、近年ではゲーム『黒神話:悟空』の美術インスピレーションの源泉の一つともなっています。1957年に陝西省重点文物保護単位、1996年に全国重点文物保護単位に指定されました。
見所:
「天下第一立体連環壁塑」と呼ばれる大雄宝殿の彩色泥塑群は必見です。南北の壁面には、釈迦の誕生から涅槃までを連環画のように表現した物語が展開し、3700体以上の仏、菩薩、羅漢、飛天、そして龍鳳や楼閣が立体かつ華麗に塑造されています。
特に注目すべきは、儒・釈・道三教が一堂に会する独特の構成です。例えば、前殿の「三世仏」の脇侍には儒者や道士の像が配され、当時の思想的融合を窺い知ることができます。
後殿に祀られる観音、文殊、普賢の「三大士」像は、いずれも頭に高く聳える宝冠を戴き、口元に蝋燭の炎のような小鬚をたくわえた、宋元以後では極めて珍しい男相の菩薩像として知られています。
また、千手観音や孔雀明王など密教的な尊像も見事に塑造されており、仏教美術の多様性を感じさせます。
水陸庵の向かいにある下悟真寺には、世界第二の大きさを誇る泥胎の釈迦涅槃像(臥仏)が安置されており、合わせて訪れることをお勧めします。
入場料:無料(身分証などの提示が必要な場合があります)
中国語名:
蓝天水陆庵(lán tiān shuǐ lù)中国語名の読み方:
ラン ティェン シュイ リウ アン英語名:
Lantianshuilu Nunnery藍天水陸庵の観光時間:
9:00〜17:00(入場は16:30まで藍天水陸庵へのアクセス:
住所:陝西省西安市藍田県普化鎮河湾口村公共交通機関:
西安市内からは、地下鉄1号線・6号線「紡織城」駅で下車し、駅前から904路バスに乗車、「普化鎮」バス停で下車します。そこからは徒歩、または現地の三輪タクシー(蹦蹦車)を利用して水陸庵へ向かいます。
藍田県城からは、「藍田県汽車站」(バスターミナル)から水陸庵行きの専線バス(游2路など)を利用できます。
より便利な方法として、紡織城駅周辺からタクシーやネット予約車(滴滴等)を利用する選択肢もあります。片道60〜70元前後、時間は1時間10分程度
注意事項:
大変貴重な文化財を保護するため、殿内での写真撮影はフラッシュや三脚の使用を厳禁してください。暗い場所でもフラッシュは絶対に使用しないでください。
無料開放ですが、入場時に身分証などの身分証明書の提示を求められ、紙のチケットに交換する場合がありますので、忘れずにお持ちください。
壁塑の細かな物語や歴史的背景を深く理解するには、入口で人工ガイド(約100元)を依頼するか、スマートフォンでQRコードを読み取り音声ガイドを利用するのがお勧めです。
寺院自体の規模はそれほど大きくなく、見学時間は1時間もあれば十分です。歴史や宗教美術に興味がない方には、少し物足りなく感じるかもしれません。
特に旧正月の時期(例年2月〜3月)には盛大な「水陸庵古会」が開催され、大変賑わいますが、交通渋滞や混雑が予想されます。静かに鑑賞したい方は、平時の訪問が良いでしょう。
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