ホーム > 中国旅行 > 中国観光地案内 > 陜西省 > 西安 > 茂陵博物館

茂陵博物館

概況:
茂陵博物館は、陕西省咸陽市興平市南位鎮に位置する、前漢第7代皇帝・武帝劉徹の陵墓「茂陵」と、その側近である霍去病将軍の墓を中心に構成された、西漢時代に特化した歴史博物館です。武帝の茂陵は紀元前139年から53年の歳月をかけて築かれ、その規模、工期、副葬品の豊富さにおいて「西漢帝陵の七つの最」を誇り、「中国のピラミッド」とも称されます。博物館は、この巨大な帝陵の陪葬墓の一つである霍去病墓の区域内に1979年に開館し、国務院により国家二級博物館に指定されています。敷地内には、霍去病墓を模した「祁連山」をかたどった封土や、国宝級の大型石刻群がそのまま保存され、また館内には陵域から出土した金銀器、陶俑、玉器等、約4900点に及ぶ貴重な文物が収蔵・展示されています。2025年には「茂陵国家考古遺址公園」の立項が決定し、文化遺産の保護と活用がさらに進められています。

見所:
霍去病墓前に立つ国宝「馬踏匈奴」石刻は、横たわる匈奴を駿馬が踏みつける構図で、霍去病将軍の赫々たる戦功を象徴する傑作です。
「西漢鎏金銅馬」や「西漢鎏金銀竹節薰炉」など、陪葬墓から出土した華麗な金属工芸品は、前漢王朝の絶頂期の技術と美意識を伝えます。
博物館の庭園は霍去病墓の封土を「祁連山」に見立てて造られており、散策しながら歴史に思いを馳せることができます。
館内ではARメガネを用いた解説や、北斗衛星を用いた高精度位置情報による自動音声ガイドなど、最新技術を活用した体験型展示も導入されています。
博物館には霍去病将軍を慕う青少年から寄せられた600通を超える手紙や絵が保管されており、歴史が現代に与える影響を感じさせます。

入場料:
ハイシーズン(3月1日~11月30日):75元
ローシーズン(12月1日~2月末日):55元
※身長1.2メートル以下の児童、65歳以上の高齢者(要身分証)、障害者、現役軍人等は無料となる場合があります。詳細は現地の表示または公式情報をご確認ください。
中国語名:
茂陵博物馆(mào líng bó wù guǎn)
茂陵博物館の観光時間:
ハイシーズン(4月1日~10月31日):8:30〜18:00(最終入場17:30)
ローシーズン(11月1日~3月31日):8:30〜17:30(最終入場17:00)
※茂陵博物館は現在、休館日を設けず年中無休で営業しています。
茂陵博物館へのアクセス:
住所:陕西省咸陽市興平市南位鎮茂陵博物館
公共交通機関:
西安駅前広場より「西線観光バス」に乗車し、「茂陵博物館」行きの直通バスを利用します。
西安城西客運站から興平市行きの長距離バスに乗車し、「符家橋」バス停で下車後、11路バスに乗り換えて「茂陵博物館」で下車します。
注意事項:
館内および陵園内のすべての文物、石刻、建築物は大切な文化財です。触れたり、登ったり、傷つけたりする行為は厳禁です。
茂陵博物館では、オンラインで事前予約・購入したチケットを使用する場合は、本人確認のため二代身分証の提示が必要です。パスポートなどの身分証明書を忘れずにお持ちください。
霍去病墓の封土や園内は広々としており、見学には歩きやすい靴がお勧めです。夏季は日差しが強いため、帽子や水分補給を忘れずに。
静粛な歴史的環境を保つため、館内では大声での会話や走り回る行為はお控えください。
写真撮影は一般に許可されていますが、フラッシュや三脚の使用、また特定の展示物での撮影が禁止されている場合があります。表示板の指示に従ってください。
茂陵博物館についてのお問い合わせ
茂陵博物館についてのご質問をどうぞ、24時間以内返信します、見積もりは何回も無料!
についてのお問い合わせ