壁画庫

概況:
陝西歴史博物館の「唐代壁画珍品館」は、中国古代壁画芸術の頂点とも言える至宝の殿堂です。秦始皇兵馬俑や法門寺の宝物に並ぶ貴重な文化財として知られ、中国とイタリアの国際協力によって建設された、中国初の唐墓壁画専門の展示館です。ここには、陝西省で発掘された章懐太子墓、懿徳太子墓、永泰公主墓など、少なくとも14基の唐代墓葬から取り外された壁画が収蔵・展示されています。その数は約600点、総面積は約1000平方メートルに及び、その保存状態の良さ、序列の完備性、そして高い芸術的価値から、「中国のウフィツィ美術館」と称賛されることもあります。これらの壁画は、唐代の宮廷生活、儀礼、外交、スポーツに至るまでを生き生きと描き出し、千年の時を超えて当時の絢爛たる文化を今に伝える、極めて貴重な歴史的資料となっています。

見所:
「客使図」、「馬球図」、「狩猟出行図」:章懐太子墓から出土した国宝級の壁画です。異国の使者を迎える様子や、貴族たちの活発な遊戯・狩猟の情景が描かれており、唐代の国際交流と活気に満ちた社会生活を窺い知ることができます。
「闕楼儀仗図」:懿徳太子墓から出土した、高さ4メートルを超える巨大な壁画です。宮殿の楼閣と壮大な儀仗隊の行列が描かれており、唐代建築の壮麗さと皇室の威厳を感じさせます。
「宮女図」:永泰公主墓から出土した、九人の侍女を描いた名作です。優美な姿態と豊かな表情が特徴で、中心の捧杯する少女は「東洋のヴィーナス」とも賞賛されます。唐代の女性美や服装、髪型を研究する上で重要な資料です。
世界最高水準の保存環境:イタリアから導入された恒温恒湿の最新式展示ケースが採用されており、紫外線をカットする特殊ガラスや、24時間体制の環境監視システムにより、脆弱な壁画が最高の状態で保護・展示されています。

入場料:
壁画館の入場料は270元です(2024年6月時点の情報)。この料金には、「大唐遺宝館」(珍宝館)の入場も含まれる場合があります。基本陈列館(常設展)は無料ですが、事前予約が必要です。
中国語名:
壁画库(bì huà kù)
中国語名の読み方:
ビー ホア ク
英語名:
Mural Gallery In Shanxi History Musuem
壁画庫の観光時間:
ハイシーズン(3月15日~11月14日):8:30~18:00(入場は16:30まで)。
ローシーズン(11月15日~次年3月14日):9:00~17:30(入場は16:00まで)。
※毎週月曜日は休館日です(祝日や特別な場合を除く)。
壁画庫へのアクセス:
住所:
陝西省西安市雁塔区小寨東路91号 陝西歴史博物館内。
公共交通機関:
地下鉄が最も便利です。2号線または3号線の「小寨」駅で下車し、E出口から東へ徒歩約7~8分です。
バスをご利用の場合は、5路、19路、24路、26路、30路、401路、521路、610路など、「陝西歴史博物館」バス停で下車します。
注意事項:
壁画館の入場には、博物館の基本陈列館(無料エリア)とは別に、専用のチケット購入またはオンライン予約が必要です。詳細は博物館の公式発表をご確認ください。 壁画は非常にデリケートな文化財のため、館内での写真撮影やフラッシュ使用は一切禁止されています。また、展示ケースに触れることもできません。 内容を深く理解するためには、館内で提供されている音声ガイド(レンタル約30元)や、専門の解説員によるガイドツアー(有料)の利用をお勧めします。 入館には本人確認証(身分証やパスポート)の提示が必要です。また、混雑時には入場制限が行われる場合がありますので、余裕を持った計画を立てましょう。
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