章懐太子墓

概況:
章懷太子墓は、陕西省咸陽市乾県にある乾陵の主要な陪葬墓の一つで、唐の高宗李治と則天武后の次子である李賢(章懷太子)とその妃・房氏の合葬墓です。李賢は聡明で学識豊かな人物として知られ、太子として三度も国政を監理したこともありますが、母后である武則天との確執から謀反の疑いをかけられ、庶人に落とされた後に流刑地で自尽を余儀なくされました。その後、中宗の時代に雍王の礼をもって乾陵に陪葬され、睿宗の時代に「章懷太子」の称号を追贈されました。1971年から1972年にかけて発掘調査が行われ、全長71メートルに及ぶ墓道、4つの過洞と天井、前後2つの墓室からなる唐代の典型的な墓葬構造が明らかになりました。墓内からは合計600点以上の陶俑や三彩器などの副葬品と、50組以上、面積400平方メートルを超える壁画が発見され、そのほとんどが良好な状態で保存されています。これらの壁画は唐代の宮廷生活や对外交流、文化芸術を研究する上で極めて貴重な資料であり、1961年には乾陵とともに第一陣の全国重点文物保護単位に指定されました。

見所:
墓道の東西両壁に描かれた壮大な壁画群。特に「狩猟出行図」は約9メートルにも及び、40騎を超える人馬が林間を駆け抜ける躍動感あふれる場面を描いています。また、「打馬球図」は唐代に盛行したポロ競技の様子を生き生きと伝える貴重な史料です。
前室東壁に描かれた「観鳥捕蝉図」。木陰で鳥を眺める女性、そっと蝉に近づこうとする侍女、そしてうつらうつらと眠る侍女の、何気ない宮廷のひとときを繊細に捉えた名画です。
墓道に描かれた「客使図」(礼賓図)。深い鼻やあごひげなど、異国の風貌を持つ使者たちの行列が描かれており、当時の国際交流の様子を窺い知ることができます。
前後墓室の天井に描かれた天象図。銀河や日月星辰が描かれ、後室の日月には金箔が貼られていました(盗掘で一部剥がされています)。これは死者の魂が昇天する宇宙観を表しています。
出土した唐三彩の大型文官俑・武官俑、鎮墓獣、馬や駱駝の俑。色彩豊かで写実的な造形は、唐代陶俑の高い芸術性を示しています。

入場料:
章懷太子墓への入場は、乾陵景区の共通チケットに含まれています。
乾陵景区入場料:ハイシーズン 100元、ローシーズン 80元(※料金は変更となる可能性があります)
中国語名:
章怀太子墓(zhāng huái tai zǐ mù)
中国語名の読み方:
ジャン ホァイ タイ ズー ムゥ
英語名:
The Tomb Of Crown Prince Zhanghuai
章懐太子墓の観光時間:
ハイシーズン(3月1日~11月30日):8:00〜18:00
ローシーズン(12月1日~2月末日):8:30〜18:00
※最終入場は閉園時間の30分前までとなります。
章懐太子墓へのアクセス:
住所:
陕西省咸陽市乾県乾陵鎮(乾陵景区内、乾陵地宮の北側)。
公共交通機関:
西安からお越しの場合は、西安駅前広場より観光バス「遊3路」を利用し、「乾陵」行きに乗車します(運行は1日1本、朝8時発、復路は午後3時発のためご注意ください)。
あるいは、西安城西客運站から乾県行きの長距離バスに乗車し、乾県到着後、タクシーを利用して乾陵景区まで向かいます(車で約10分)。
注意事項:
墓室内は階段やスロープがあります。暗い場所もあるため、足元に十分注意してゆっくりと見学してください。 壁画は非常にデリケートな文化財です。フラッシュ撮影は厳禁です。 また、壁画には絶対に触れないでください。 乾陵景区は広大です。章懷太子墓は乾陵本体から少し離れた場所にあります。 効率的に見学するためには、園内マップを入手するか、観光電車(有料)の利用をご検討ください。 夏季は日差しが強く、冬季は風が冷たい日があります。季節に応じた服装と、水分補給を心がけましょう。 墓所は歴史的な霊園です。大声での会話やふざけた行動は控え、静かに参観するようお願いします。

章懐太子墓の写真

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