昭陵博物館

概況:
昭陵博物館は、唐の第二代皇帝である太宗李世民と文徳皇后長孫氏の合葬陵である昭陵の陪葬墓の一つ、李勣(徐懋功)墓の前に位置する遺跡博物館です。昭陵そのものは「因山為陵」の手法で九嵕山に築かれた中国最大規模の帝王陵で、「天下名陵」と称され、陪葬墓は180余座にのぼります。博物館は1972年に「昭陵文物管理所」として発足し、1978年に「昭陵博物館」として正式に公開されました。ここには昭陵とその陪葬墓から出土した陶俑、石刻、壁画、碑文など、初唐から盛唐へと至る時代を物語る貴重な文物が約8000点収蔵・展示されており、唐代の政治、経済、文化を研究する上でかけがえのない宝庫となっています。

見所:
館内の中心となるのは「昭陵碑林」です。ここには欧阳询、褚遂良など初唐を代表する書家が揮毫した墓碑や墓誌銘が数多く収められており、その書道芸術の高さから「中国三大碑林」の一つと賞賛されています。特に尉迟敬德の墓誌は120センチ四方という巨大なサイズと、珍しい「飛白書」が刻まれた蓋が特徴で、一見の価値があります。
もう一つのハイライトは、色彩豊かな「彩绘釉陶俑」です。張士貴墓から出土した貼金彩绘文武官俑は国宝級に指定されており、唐三彩の前身となったこの工芸技術の美しさを間近でご覧いただけます。
壁画ファンには「唐墓壁画陈列室」がおすすめです。李勣墓の《歌舞图》や長楽公主墓の《袍服仪卫图》など、陪葬墓から出土した壁画の臨模品が展示され、唐代の宮廷生活や服飾を生き生きと伝えています。
そして、何と言っても外せないのが「三梁进德冠」です。李勣墓から出土したこの冠は、金属の骨組みに皮革を張り、透かし彫りの草花文様を施した中国現存最古の官帽实物であり、博物館を代表する至宝です。
博物館の建物自体も、唐代の建築様式を模した古典的なデザインで、広い庭園と調和した落ち着いた雰囲気が魅力です。

入場料:
昭陵博物館の入場料は季節によって変動します。
ハイシーズン(3月1日~11月30日):大人40元。
ローシーズン(12月1日~次年2月28日):大人25元。
※学生(学生証提示)は半額、65歳以上の高齢者(身分証や老年証提示)、現役軍人(士兵証・軍官証提示)、障害者(障害者手帳提示)は無料となる優待制度があります。また、昭陵陵山や長楽公主墓など周辺の別の施設には別途入場料がかかりますのでご注意ください。
中国語名:
昭陵博物馆(zhāo líng bó wù guǎn)
中国語名の読み方:
ジャオ リン ボー ウ グァン
英語名:
Zhaoling Museum
昭陵博物館の観光時間:
ハイシーズン(3月1日~11月30日):8:30~18:00(最終入館は17:30)。
ローシーズン(12月1日~次年2月28日):9:00~17:00(最終入館は16:30)。
昭陵博物館へのアクセス:
住所:
陝西省咸陽市礼泉県煙霞鎮西側(李勣墓前)。
公共交通機関:
西安からお越しの場合は、城西客运站から礼泉県または乾県行きの長距離バスに乗車し、「礼泉県」で下車します。そこから、北屯行きのバスに乗り換え、「昭陵博物館」バス停で下車します。
咸陽からお越しの場合は、咸陽汽車站から煙霞または趙鎮行きのバスに乗車し、「昭陵博物館」で直接下車できます。
注意事項:
館内では静かにご観覧ください。大声での会話や走り回ることはお控えいただき、他のお客様のご迷惑とならないようご協力お願いします。 貴重な文化財を保護するため、展示されている文物には手を触れないでください。また、フラッシュや三脚を使用した写真撮影が禁止されている場合がありますので、館内の表示に従ってください。 昭陵博物館と昭陵陵山(太宗の陵墓本体がある山)は別の場所にあり、入場券も別々です。広大な陵域全体を見学される場合は、時間と移動手段をあらかじめよく計画されることをお勧めします。 学生証、身分証、パスポートなどの身分証明書は、優待料金の適用を受ける場合に必要ですので、忘れずにお持ちください。 博物館の周辺には、同じく昭陵陪葬墓である長楽公主墓や韋貴妃墓の地下宮殿(地宮)も公開されています。時間に余裕がある方は、合わせて訪れてみるのも良いでしょう。
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