甲秀楼
明代創建の美しい楼閣
概況:
甲秀楼は貴陽市の南明川に浮かぶように建つ、貴州省を代表する歴史的楼閣です。明の万暦26年(1598年)に巡撫の江東之によって、「科甲挺秀」(科学試験で優秀な人材が輩出すること)の願いを込めて建設されました。その後幾度かの火災を経て、現在の建物は清の宣統元年(1909年)に再建されたものです。三層三檐の四角錐の屋根を持つ独特の建築様式で、高さは約20メートルあり、朱色の梁と緑色の瓦が南明川の水面に美しく映える様子は、貴陽市のシンボルとして親しまれています。楼内には清代の文人・劉玉山による206字からなる「天下第一長聯」が所蔵されており、その文化的価値から2006年に全国重点文物保護単位に指定されています。
見所:
甲秀楼本体は、中国の九大名楼の一つに数えられる貴重な建築で、最上階からは貴陽市街と南明川のパノラマを楽しめます。
楼と岸をつなぐ全長92メートルの石造アーチ橋「浮玉橋」は、その名の通り川面に浮かぶ玉のように美しく、橋の中央にある「涵碧亭」は憩いと写真撮影のスポットです。
楼の北側に広がる「翠微園」は、拱南閣や龍門書院などを含む明清様式の庭園で、落ち着いた雰囲気の中で伝統建築を鑑賞できます。
日没後にライトアップされる夜景は特に幻想的で、昼間とは異なる魅力を感じさせます。
入場料:無料(ただし、事前に「一碼游貴州」ウェチャートミニプログラムでの予約が必要です)。
営業時間
ローシーズン(10月9日~翌年7月20日):9:00~18:00(入場は17:30まで)。ローシーズンの毎週月曜日は終日閉館となります(祝日を除く)。
アクセス
公共交通機関:
バスをご利用の場合、「甲秀楼」バス停で下車する便(15路、34路、46路、48路、52路、249路、264路、307路など)が便利です。
地下鉄をご利用の場合は、2号線の「省人民医院」駅で下車し、そこから約1.2キロメートル、徒歩またはシェアサイクルでお越しください。
旅のヒント
楼内への入場は閉館時間の30分前までとなります。特に夜景を見る場合、楼内には入れないことがありますので、ご注意ください。
浮玉橋の石畳は雨の後に特に滑りやすくなっています。歩きやすい靴でのご来場をおすすめします。
川辺は緑が多いため、夕方には蚊が多く発生することがあります。必要に応じて虫除け対策をお願いします。
貴重な文化財です。建物内での飲食や落書き、器物への接触はお控えください。
甲秀楼の写真
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