翠湖公園
螺峰山の麓の昆明最大の公園で、11月から2月にかけてユリカモメが飛来する
概況:
翠湖公園は、昆明市の中心部、五華山西麓に位置する、総面積約21ヘクタール(うち水面積約15ヘクタール)を誇る都市公園です。元々は滇池と一体だった湖湾で、元末には「菜海子」、また湖の東北にある九つの泉から「九龙池」とも呼ばれていました。明代には武将・沐英が「柳営」を設けて馬を洗ったことから「洗馬河」の名も生まれ、その後は歴代の権力者の別荘地としても発展しました。清の時代に南北に「阮堤」、民国期に東西に「唐堤」が築かれ、十字形に交わる堤が湖面を四つに分ける独特の景観を作り出しています。四季を通じて緑豊かで、特に冬にはシベリアから飛来する数千羽のユリカモメ(紅嘴鷗)が湖面を舞う姿は「翠湖観鷗」として有名で、「昆明の目」「都市に嵌め込まれた緑の宝石」と称えられています。2002年から無料開放され、国家AAAA級観光地にも指定されています。
見所:
湖心亭(碧漪亭):阮堤と唐堤が交差する湖心島に建つ、清代の風雅な楼閣です。黄色い瓦と反り返った屋根が美しく、ここからは翠湖の全景を一望できます。
阮堤と唐堤:湖を十字に分ける二本の長堤で、堤の両側には柳が植えられ、春には「翠堤春暁」の名勝となります。阮堤には「聴鶯橋」「燕子橋」「採蓮橋」の三つの橋が架かっています。
観魚楼と蓮華禅院:湖心亭の西側に位置し、かつては「濠上観魚」として知られた場所です。錦鯉が泳ぐ様子を観賞できます。
水月軒:湖の南東角に位置する、三つの半島からなる大庭園で、花木が豊かに茂っています。
冬季のユリカモメ(紅嘴鷗):毎年11月から翌年3月にかけて、シベリアから渡ってきた数千羽のユリカモメが湖に集まり、餌を求めて群舞する姿は圧巻です。
周辺歴史地区:公園の西側には黄色い建物が印象的な「雲南陸軍講武堂旧址」、北側には「雲南大学」や「円通寺」、また「九巷十三坡」と呼ばれる文林街や黄公東街などの歴史ある路地が広がり、散策に最適です。
入場料:無料
営業時間
公園は通年で開放されており、ハイシーズン・ローシーズンの明確な区別はありません。開園時間は情報源によって「6:00-24:00(23:30入園停止)」や「7:00-23:00」などと記載がありますが、事実上ほぼ終日利用可能です。主要な施設やボート乗り場などは日没時間帯に閉まる可能性がありますので、ご注意ください。
アクセス
住所:
雲南省昆明市五華区翠湖南路67号
公共交通機関:
バス:翠湖公園の各門へは多くの路線バスが運行しています。例えば、「翠湖東門」バス停には100路、101路、133路、235路、Z5路などが停車します。また、「雲南大学(青云街)」バス停(1路、85路、125路、139路等)で下車し、徒歩で向かうこともできます。
地下鉄:地下鉄5号線の「翠湖」駅が最寄りで、D出口からすぐです。また、2号線の「穿心鼓楼」駅から西へ約1キロメートル歩いても到着します。
旅のヒント
公園内は歩きやすい靴がおすすめです。湖の周囲を一周するにはある程度の時間と歩行が必要です。
ユリカモメ観賞の時期(11月~3月)は特に朝方が活発で、混雑もします。カモメへの過度な餌付けは控え、自然なふれあいを楽しみましょう。
湖や池のほとりでは、安全のため遊泳や危険な行為はお控えください。
美しい花や植物がたくさんありますので、摘み取ったり傷つけたりしないよう、環境保全にご協力ください。
公園周辺は「大翠湖歴史人文観光圈」を形成しており、陸軍講武堂や歴史的な街並みなど、見どころが多く集まっています。合わせて散策されることをお勧めします。
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