南山寺
内部に中国最古の木造建築である大佛殿がある寺
概況:
南山寺は、山西省忻州市五台県の五台山風景区内、台懐鎮から約2キロの南山の斜面に位置する、五台山で最も規模が大きい寺院の一つです。創建は元代(1295年)に遡り、その後、清末から民国にかけて、極楽寺、善徳堂、佑国寺という三つの独立した寺院が一体となり、現在の壮大な姿になりました。寺院は標高約1700メートルの急峻な山肌に7層にわたって築かれており、その建築群は300以上の堂宇や僧房からなり、総面積は約6ヘクタールにも及びます。特に境内に施された数多くの精巧な石彫刻と彩色塑像は、南山寺最大の見どころとして知られています。
見所:
寺院へのアプローチとなる、五台山最大級と言われる巨大な影壁と、その背後に続く108段の幅広い石階段は、訪れる者に深い印象を与えます。
階段を上り切ると、純白の石で造られた壮大な牌楼が迎えてくれます。
寺院は下層から順に、極楽寺、善徳堂、佑国寺の三つの部分で構成されています。
極楽寺の大雄宝殿と毘盧殿には、色彩豊かで迫力ある塑像が安置されており、見応えがあります。
寺院全体、特に佑国寺の区域には、仏教説話、道教の故事、草花文様など、様々なテーマの石彫刻が316面以上も施されており、その精巧さと豊富さは五台山随一と評されます。
多くの寺院が「四天王」を祀るのに対し、南山寺では「哼哈二将」を加えた六体の神像を祀っており、これは中国の仏教寺院では非常に珍しい特徴です。
最上層の高台からは、台懐鎮の町並みや周囲の山々を一望することができます。
入場料:
寺院単独の入場料は6元です。
ただし、五台山風景区への入山料(ハイシーズン145元、ローシーズン120元)が別途必要です。
営業時間
ローシーズン(11月1日~3月31日):8:00~17:30
※季節や天候、寺の活動により変動する場合があります。
アクセス
山西省忻州市五台県五台山風景名勝区内(台怀鎮南約3キロ)
公共交通機関:
五台山景区内のバス(8路または10路)に乗車し、「雲峰路口」バス停で下車後、徒歩で向かいます。
台怀鎮からタクシーを利用する場合も、最終的には石段を登る必要があります。
旅のヒント
標高が高く日差しが強いため、夏場でも日焼け止めや水分補給の準備をしておくと良いでしょう。
境内には荷物を預ける場所や売店がほとんどないため、必要最小限の荷物で軽装で訪れるのが理想的です。
南山寺は世界的に人気を博したゲーム『黒神話:悟空』の重要なロケ地の一つとなっており、それにちなんだ訪れる観光客も増えている可能性があります。
南山寺の写真
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