閻錫山故居
民国時代に40年あまりに渡り山西を統治していた閻錫山の邸宅
概況: 閻錫山故居(閻家大院)は、中国山西省忻州市定襄県の河辺村に位置する、民国時代に山西を統治した閻錫山の壮大な私邸です。1913年に建設が始まり、1937年まで約24年の歳月をかけて完成しました。総面積は約3.3万平方メートルに及び、最盛期には30近くの院落と約1000もの部屋を有していました。現在は「河辺民俗博物館」として公開されており、国家AAAA級観光地及び国家二級博物館に指定されています。建築群は全体が「鳳凰が翼を広げた形」をしており、中国伝統の宮殿様式を基調としながら、随所に西洋建築の要素を取り入れた「中西合璧」の独特な様式が特徴です。ここは単なる邸宅ではなく、閻錫山の政治的浮き沈みと閻一族の繁栄と衰退を物語る、歴史的・建築的価値の高い重要な文化財です。見所: 東花園:邸宅の中心となる一進三院の構成で、最も規模が大きく壮麗なエリアです。伝統的な宮殿様式で建てられ、「五脊六善排山瓦、挑檐插飛掛鉄馬」と称される精巧な装飾が施されています。門には「文沱草廬」の扁額が掲げられ、庭には幾何学模様の石畳や、桃園三結義などの物語が描かれた欄干があります。 都督府:閻錫山が山西都督に就任した際に建てられた早期の建築で、西洋風の柱やアーチなどの装飾が施された「中西合璧」の代表的な建物です。 得一楼:袁世凱から一等侯爵に封じられたことを記念して建てられた四角い楼閣です。ここからは周囲の景色を一望でき、また地下道を通じて東花園と繋がっているという秘密の構造を持っています。 閻府家訓石刻:東花園の壁面などに残る、閻錫山の言葉を刻んだ石彫りです。交友、持家、善徳、治学などに関する教訓が記されており、文化大革命の際に泥で塗り隠されていたため、奇跡的に現存しています。 河辺民俗博物館の展示:邸宅内には、晋北地方の清末民初の民俗文化を紹介する多数の展示室が設けられています。民間の刺繍、剪紙、飲食、婚俗などに加え、閻錫山や蒋介石、朱德などの歴史人物の蝋人形も展示され、当時の様子を生き生きと再現しています。入場料: 大人:50元(情報により40元との記載もあります)。 60歳以上の高齢者、学生、軍人などは、有効な証明書を提示することで割引または無料となる場合があります。詳細は現地の表示に従ってください。
営業時間
ローシーズン(11月~3月):9:00 ~ 17:00
※情報源によっては、通年で9:00~19:00、または10:00~17:00(火曜~日曜)としているものもあります。訪問前には最新情報をご確認ください。
アクセス
山西省忻州市定襄県河辺鎮河辺村。
公共交通機関:
最寄りの主要都市である忻州市または太原市から、定襄県行きの長距離バスを利用します。定襄県のバスターミナルに到着後、河辺村行きのローカルバスに乗り換えるか、タクシーを利用します(定襄県城から約22キロメートル)。自家用車で行かれる場合は、忻阜高速道路の河辺インターチェンジで降りると便利です。
旅のヒント
閻錫山故居の写真
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