尊勝寺
西峡村の五台山南門道上にある大きな古刹
概況: 尊勝寺は、山西省忻州市五台県茹村郷の虒河陽嶺に位置する、五台山南門の古道「五峰咽喉」に鎮座する歴史ある仏教寺院です。唐の儀鳳年間(676年頃)に、インドから来た高僧・仏陀波利が文殊菩薩に会うため五台山を訪れ、その霊験を受けて『仏頂尊勝陀羅尼経』をインドから持ち帰り、この地に寺院を建立したという伝説に由来します。その後、北宋や明代を経て再建・改称され、「尊勝寺」の名は明代の万暦年間に定着しました。現在の壮大な建築群の基礎は民国初期(1920年代)に形成され、2019年にはその歴史的価値が認められ、第八次全国重点文物保護単位に指定されました。境内は山の斜面に沿って築かれ、南北の中軸線上に七進の院落が層をなすように配置され、計277間もの堂宇が建ち並びます。『仏頂尊勝陀羅尼経』を根本経典とする「尊勝法門」の祖庭として、日本を含む東アジアの仏教界でも重要な寺院とされています。見所: 「五峰咽喉」の扁額が掛かる楼閣と、精巧な磚彫刻で飾られた三門三樓の碑楼(牌楼)。ここはかつて五台山への主要な参詣道の入口でした。 境内を貫く中軸線上に建つ七重の殿閣。天王殿、大雄宝殿、三仏殿、蔵経楼、二十四諸天殿、五方文殊殿、そして最後方の万蔵塔へと続く、厳粛で壮大な景観が広がります。 蔵経楼の左右に建つ、十二角形の台基を持つ「万縁閣」と「三宝楼」。外観は二層のように見えますが、内部は一室となっている独特な構造です。 寺院のシンボルである高さ39メートルの万蔵磚塔。九層の密檐式で、塔の基部を33間の磚券洞(レンガ造りのアーチ廊)が取り囲む珍しい構造です。 宋代に建立された「仏頂尊勝陀羅尼経幢」。千年の風雪に耐え、寺院の起源となる経典の文言を今に伝える貴重な石造物です。 随所に見られる精巧な磚彫刻、木彫刻、石彫刻。特に民国時代の工匠による磚彫刻の技術は高く評価されています。入場料: 五台山風景名勝区の入山料(大門票)に含まれています。尊勝寺単独の入場券はありません。 五台山入山料(参考):ハイシーズンは135元、ローシーズンは118元など、時期により変動します。学生、児童、高齢者などには割引制度があります。
営業時間
ローシーズン(11月~3月頃):8:00〜17:00
※情報源により多少の差異があります。また、天候や特別な法要により変更となる場合があります。
アクセス
山西省忻州市五台県茹村郷龍王堂村東1000米(虒河陽嶺)
公共交通機関:
五台山の中心地である台懐鎮から、砂石線(北大線)を北へ向かう路線バスや観光バスを利用できます。タクシーやレンタカーを利用する場合は、台懐鎮から約20~30分です。
五台県の県城からは、茹村郷方面行きのバスを利用し、「尊勝寺」または「龍王堂村」で下車します。そこから徒歩で向かいます。
自家用車の場合は、寺院前に駐車場があります。
旅のヒント
尊勝寺の写真
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