大明宮遺跡
中国旅行ガイド

大明宮遺跡

かつては唐代都城宫殿遗址とも言われていた唐の高宗以後、王の住居として大切な行事を行っていた場所。

世界遺産 世界遺産 西安 陜西省 写真 2 枚

概況:
唐の大明宮は、西安市の北郊、龍首原(りゅうしゅげん)と呼ばれる高台に築かれた、唐代長安城を代表する巨大な宮殿遺跡です。唐の太宗によって634年に着工され、高宗の時代である662年に大規模な拡張工事が行われて政治の中心地となり、その後約240年にわたり17人の皇帝がここで政務を執りました。その規模は総面積約3.84平方キロメートル、宮牆の周囲は7.6キロメートルにも及び、北京の紫禁城の約4.5倍の広さを誇り、「千宮の宮」とも称されました。しかし、唐末の戦乱により904年に廃墟と化しました。現在は「大明宮国家遺跡公園」として整備され、その壮大な遺構は1961年に国務院により第一級全国重点文物保護単位に指定され、2014年には「シルクロード:長安-天山回廊の交易路網」の構成資産としてユネスコ世界遺産に登録されています。広大な園内には、往時の権威を物語る基壇や、復原された門などが点在し、唐代の宮殿建築の頂点を偲ばせます。

見所:
丹鳳門(たんほうもん):大明宮の正門であり、皇帝専用の五つの門道を持つ巨大な門跡です。現在は遺跡を保護する巨大な保護展示施設が建てられ、内部では発掘された遺構を見学できます。
含元殿(がんげんでん):大明宮の前朝第一正殿で、国家的な儀式や朝賀が行われた最も重要な場所です。高さ3メートル以上もの巨大な基壇が現存し、その前方に伸びる「龍尾道(りゅうびどう)」とともに、かつての圧倒的な威容を感じさせます。
麟徳殿(りんとくでん):皇帝が宴会を開き、外国使節を接見した場所です。東西に広がる複合的な殿舎で、その基壇の規模は南北130メートル、東西80メートル以上に及び、当時としては類を見ない大建築でした。
太液池(たいえきち):宮殿北部の苑池地区の中心をなす大きな池で、皇帝や后妃たちの憩いの場でした。池の中には蓬莱山を模した島があり、周囲には多くの亭台楼閣が配置され、唐代の宮廷庭園の美しさを今に伝えます。
大明宮遺跡博物館:含元殿の近くに位置する半地下式の博物館で、遺跡から出土した建築部材や文物を展示しています。遺跡の歴史や構造を理解するのに最適な場所です。

入場料:
遺跡公園の入園自体は無料ですが、有料エリア(含元殿、麟徳殿などの核心遺跡エリア)に入場する場合は入場料が必要です。
有料エリア入場料:大人 60元/人。

営業時間

ハイシーズン(4月15日~10月15日):8:30~19:00
ローシーズン(10月16日~翌年4月14日):8:30~18:00
※遺跡博物館などの施設は、別途開館時間(例:9:00~16:30など)を設定している場合があります。

アクセス

住所:
陝西省西安市新城區自強東路585号
公共交通機関:
西安地下鉄4号線「大明宮」駅または「含元殿」駅下車、すぐ。
地下鉄2号線「大明宮西」駅下車、東へ徒歩約10分。
多数のバス路線が公園周辺を通っています。

旅のヒント

園内は非常に広大ですので、見学には歩きやすい靴が必須です。また、日差しが強い季節は帽子や日焼け止め、水分補給を忘れずに。 遺跡は貴重な文化財です。
立ち入り禁止区域に入ったり、遺構に触れたり、登ったりすることは絶対におやめください。
有料区域と無料区域があります。入場券は指定の場所でご購入ください。
園内には休憩所や売店がありますが、広いため計画的な見学をお勧めします。
トイレの位置をあらかじめ確認しておくと便利です。公園の案内図を入口で入手しましょう。

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