東竹林寺
山にへばりつくように建てられている規模の大きなチベット仏教の寺
概況:
東竹林寺(噶丹・東竹林寺)は、中国雲南省ディチベット族自治州デチェン(徳欽)県の奔子欄郷書松村、標高約3000メートルの白茫雪山のふもと、金沙江河谷沿いに位置する格魯派(ゲルク派)の名刹です。清の康熙6年(1667年)に創建され、当初は「冲冲措崗寺(仙鶴湖畔の寺)」と呼ばれていましたが、後に周囲の7つの小寺と合併し、「自利利他」を意味する「噶丹東竹林寺」と改称されました。五世ダライ・ラマの時代に康区(現在の西蔵東部と四川・雲南の一部)十三林大寺の一つとして拡大・整備され、最盛期には700人以上の僧侶を擁する重要な宗教センターとなりました。現在も約300人の僧侶が修行に励んでいます。険しい山腹にへばりつくように建てられた寺院の建築群は、傾斜地を巧みに利用しており、その景観は圧巻です。また、当地は「冬暖かく夏涼しい」穏やかな気候で知られ、一年を通じて訪れやすい環境です。
見所:
寺院の中心をなす四層の大経堂。82本の大柱で支えられた内部には、格魯派の祖師であるツォンカパ大師とその弟子たちの像(「師弟三尊」)をはじめ、多くの仏像が安置され、壁面は美しい壁画や唐卡(タンカ)で彩られています。
寺院の至宝である三つの立体曼荼羅(壇城)。密集金剛、歓喜金剛、大威徳金剛の三尊を表したもので、天珠、瑪瑙、トルコ石などの宝石が散りばめられた非常に貴重なものです。
高さ約10.5メートルの銅製鍍金の釈迦牟尼仏像や、高さ6.8メートルの弥勒仏(強巴仏)像など、数多くの貴重な仏像や法具。
幅5.2メートル、高さ8.5メートルにも及ぶ巨大な五彩刺繍の閻魔大王唐卡。毎年「格冬節(ゲドン祭)」の期間のみ一般に公開される秘宝です。
山腹に張り付くように建てられた僧房群と、そこから望む金沙江河谷と山々の雄大な景色。
入場料:30元
営業時間
ローシーズン:8:00〜17:00
(注:一部の情報源では「終日開放」と記載されている場合もありますが、礼拝堂内部の参観や僧侶の活動時間を考慮すると、上記の時間帯が確実です。)
アクセス
雲南省ディチベット族自治州デチェン(徳欽)県奔子欄郷書松村南永干頂東坡
公共交通機関:
シャングリラ(香格里拉)市のバスターミナルからデチェン(徳欽)行きの長距離バスに乗車し、「東竹林寺」で下車します。ただし本数が限られるため、事前に時刻表を確認する必要があります。
デチェン(徳欽)やシャングリラからタクシーやレンタカーをチャーターするのが最も便利です。国道214号線(滇蔵公路)沿いにあり、寺院まで車で直接入ることができます。
旅のヒント
標高が約3000メートルあります。行動はゆっくりとし、高山病の症状に注意しましょう。水分補給を十分に行ってください。
仏像や壁画、唐卡などの文化財は非常に繊細です。触れたり、フラッシュを焚いたりすることは厳禁です。
「格冬節(ゲドン祭)」(毎年蔵暦8月27日~29日頃)は最も賑わう時期で、巨大唐卡の開帳や金剛舞(仮面舞踊)などを見学できますが、大変混雑します。静かな雰囲気を好む方は、通常期の訪問がお勧めです。
寺院周辺の奔子欄町(標高約2000メートル)は宿泊施設が充実しており、気候もより過ごしやすいため、拠点とするのに適しています。
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