喜洲民居
伝統建築が多く残る白族の村
概況:
喜洲民居は、雲南省大理市の北約18キロ、蒼山のふもと、洱海の西岸に位置する千年の歴史を持つ白族(ペー族)の古鎮です。唐代には南詔国の古都「大厘城」として栄え、その後も商業の要衝として発展し、特に清代には「喜洲商幫」と呼ばれる商人グループが活躍し、その富をもとに数多くの優れた住宅が建設されました。老舍(ラオシェー)に「東方のケンブリッジ」と称賛されたこの町は、現在でも110軒以上の明清時代から民国期の白族伝統家屋が保存されており、その規模と完成度の高さから「白族民居建築の博物館」とも呼ばれています。これらの建築群は2001年に全国重点文物保護単位に指定され、典型的な「三坊一照壁(三つの棟と一つの照壁)」や「四合五天井(四つの棟に囲まれた五つの庭)」の様式をとり、反り上がった屋根、精緻な木彫り、大理石の使用、そして壁や門楼を彩る水墨画や書が特徴です。近年ではドラマ『去有風的地方(風の吹くところへ)』の舞台にもなり、伝統文化と美しい田園風景が融合した景観で多くの観光客を惹きつけています。
見所:
代表的な建築として、清末の豪商・厳子珍の旧宅である「厳家大院」があります。内部は「三坊一照壁」と「四合五天井」の複合構造で、精緻な木彫りや大理石の装飾が見事です。また、白族の「三道茶(一苦、二甜、三回味)」の儀式と歌舞表演を鑑賞できる場合もあります。
「董家大院」や「楊品相宅(現在は喜林苑として活用)」なども、それぞれ異なる建築的特徴を持つ重要な民居です。
古鎮の中心である「四方街」は、昔ながらの市場の雰囲気が残り、地元の名物「喜洲粑粑(シーチョウ・バーバ)」をはじめとする白族の小吃を味わえます。
古鎮のシンボルである「大青樹(風水樹)」や、映画『五朵金花』の故郷としても知られる美しい田園風景、特に「喜林苑」の赤い壁と広がる麦畑のコントラストは絶好の写真スポットです。
「匠志集民芸センター」や「稼穡集農耕文化芸術館」では、甲馬版画や白族の伝統的な生活道具など、白族の豊かな文化と非物質文化遺産に触れることができます。
入場料:*民居ごとに異なります。代表的な厳家大院の入場料は約60元です。
営業時間
施設によって異なります。主要な民居の一般的な開放時間は以下の通りです。
ハイシーズン:8:00〜18:00
ローシーズン:8:00〜17:30
アクセス
住所:雲南省大理白族自治州大理市喜洲鎮(古鎮内に各民居が点在しています)
公共交通機関:
大理古城からは、蒼山門近くのバス停から喜洲行きのバス(8路など)に乗車し、約30~40分で到着します。料金は約7~10元です。
下関(シャーグァン)からは、北バスターミナルから喜洲行きのバスを利用できます。
また、大理古城から洱海生態廊道をサイクリングしながら向かう方法も人気です。
旅のヒント
厳家大院など主要な民居は有料です。複数の民居を見学する場合は、共通券が販売されているか事前に確認すると良いでしょう。
古鎮内の路地は石畳で狭いところもありますので、歩きやすい靴での訪問をお勧めします。
田園地帯の麦畑や菜の花畑は貴重な農作物です。畑の中に入ったり、作物を踏み荒らしたりすることは絶対にやめましょう。立ち入り禁止区域には入らないようご注意ください。
ドラマの影響で非常に人気が高く、特に週末や連休は大変混雑します。午前中や夕方など、比較的空いている時間帯を選ぶと落ち着いて見学できます。
高原の大理は紫外線が強く、日差しが変わりやすいです。帽子、サングラス、日焼け止めのほか、折り畳み傘や羽織るものがあると便利です。
喜洲民居の写真
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