崇聖寺三塔
中国旅行ガイド

崇聖寺三塔

9世紀南詔国末期の仏塔「崇聖寺三塔」

寺院・宗教施設 寺院・宗教施設 大理 雲南省 写真 4 枚

概況:
崇聖寺三塔は、中国雲南省大理古城の北約1.5キロメートルに位置する、蒼山の麓と洱海のほとりに聳える歴史的な仏教建築群です。南詔国から大理国時代にかけての王立寺院として栄え、三つの塔は鼎の足のように立っており、中央の千尋塔と南北の二つの小塔から構成されています。千尋塔は唐代に建立された16層の方形密檐式磚塔で、高さは69.13メートルあり、中国に現存する唐代の塔の中でも高い部類に入ります。南北の小塔は宋代に建立された10層の八角形磚塔で、高さは約42.19メートルです。三塔は長い歴史の中で幾度もの大地震に遭いながらもほぼ原形を留めており、その優れた建築技術と歴史的価値から、1961年に中国の第一陣全国重点文物保護単位に指定されました。また、1978年の大規模修復工事の際には、千尋塔から仏像や経典など南詔・大理国時代の貴重な文物600点以上が発見されました。かつては寺は失われていましたが、2005年に大規模な復元工事が完了し、「塔だけがある」状態から、広大な寺院建築と一体となった景観が蘇りました。

見所:
千尋塔:三塔の主塔で、高さ69.13メートル、16層の密檐式磚塔です。唐代の建築様式を色濃く残し、塔内にはかつて木製の階段があり、最上階から大理古城と洱海の全景を眺めることができました。
南北小塔:千尋塔の後方左右に立つ一対の塔で、高さは約42.19メートル、10層の八角形磚塔です。宋代の建築様式が特徴で、各層には仏像や蓮の花などの精緻なレリーフが施されています。
「永鎮山川」の照壁:三塔の前に立つ大きな石の照壁に刻まれた文字で、明代の武将・沐世階の筆と伝えられています。かつての大理が水害に悩まされたことから、塔と塔頂の金翅鳥が龍を鎮め、山川を永遠に守るという願いが込められています。
雨銅観音殿:1999年に再建された殿宇で、高さ約8.6メートルの雨銅観音像が安置されています。この観音像は、南詔時代の伝説に基づき再現されたもので、男性的な体躯に女性的な慈愛に満ちた顔立ちが特徴です。
南詔建極大鐘:高さ約3.86メートル、重さ約16トンの巨大な銅鐘で、1997年に再鋳されました。かつての鐘はその音が八十里先まで聞こえたと伝えられ、崇聖寺の五大重宝の一つでした。

入場料:大人 75元

営業時間

ハイシーズン:7:30〜18:30
ローシーズン:8:00〜18:00

アクセス

住所:雲南省大理白族自治州大理市古城鎮北郊1.5キロメートル
公共交通機関:大理古城から三塔專線バスに乗車、またはタクシーで約10分。

旅のヒント

三塔は国宝級の文化財です。塔や建築物に登ったり、壁に触れたり、落書きをしたりすることは固く禁じられています。
境内は広大ですので、歩きやすい靴で訪れることをお勧めします。また、高原の紫外線は強いので、日焼け止めや帽子、サングラスの準備をお忘れなく。
寺院は宗教施設です。殿宇内の仏像を撮影する場合は、フラッシュの使用は控え、静粛に参拝しましょう。
観光客が多い時間帯を避けたい場合は、午前中早い時間や閉園間際の訪問がお勧めです。
景区内では携帯電話アプリを使ってチケット購入や音声ガイドなどのサービスを利用できます。

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