蝴蝶泉
ロマンチックな伝説が残る「胡蝶泉」
概況:
蒼山十九峰の一つ、雲弄峰の麓に位置する大理の名勝地、蝴蝶泉は、かつて「無底潭」と呼ばれた美しい泉です。その名の通り、泉と蝶、そして泉を覆う古木が織りなす「三絶」の景観で知られており、特に春から夏にかけては、泉のほとりの合歓の木(ネムノキ)に無数の蝶が連なってぶら下がる「蝴蝶会」は、まさに自然の神秘を感じさせる壮観な光景です。この現象は、明代の地理学者・徐霞客もその著書で感動的に記録しており、現代の文豪・郭沫若が揮毫した「蝴蝶泉」の石碑が泉を彩ります。また、泉には霞郎と雯姑という白族の恋人たちが身を投げ、その後蝶となって飛び立ったという悲恋の伝説が伝わっており、白族の人々にとっては愛の聖地としても大切にされています。現在は公園として整備され、泉だけでなく、周辺の緑豊かな庭園や、国内外の蝶の標本を展示する博物館なども見所となっています。
見所:
まずは「泉」そのもの。蒼山の雪解け水が湧き出るこの泉は、一年を通して清らかで水量が安定しており、大理石の欄干に囲まれた泉池は、まさに蒼山と緑に抱かれた宝石のようです。
「五龍池」では、龍の口から湧き出る清らかな水が五つの小池に落ちる、優雅な水の芸術を楽しめます。
「蝴蝶樹」と呼ばれる泉のほとりの古木は、春に花を咲かせ、その香りが蝶を呼び寄せると言われています。運が良ければ、蝶が連なって枝から垂れ下がる「蝴蝶会」の奇観に立ち会えるかもしれません。
園内には「蝴蝶博物館」があり、約400種、45000点もの蝶の標本を収蔵しています。特に珍しい「三尾褐風蝶」や「金斑啄鳳蝶」など、学術的価値の高い標本も見られます。
「蝴蝶大世界」では、温室の中で生きた蝶が舞う姿を間近で観察することができます。
広々とした「情人湖」は、蝶の形をした湖として知られ、泉から流れ出た水が蓄えられてできています。
入場料:40人民元(情報により異なる場合があります。一部の情報源では60元と記載されているものもあります。最新の料金は現地でご確認ください。)
営業時間
ハイシーズン:8:30〜18:00
ローシーズン:8:30〜17:00
アクセス
住所:雲南省大理白族自治州大理市喜洲鎮周城村(蒼山雲弄峰の麓)
公共交通機関:
大理古城からは、下関(シャーグァン)行きのバスに乗り、「蝴蝶泉」バス停で下車します。所要時間は約30分です。
下関の北バスターミナルからは、洱源(エールエン)行きのバスに乗り、「蝴蝶泉」で下車します。
また、大理古城や下関から観光直通バスを利用する方法もあります。
旅のヒント
「蝴蝶会」の奇観が見られるのは、主に春から初夏(特に旧暦の4月15日前後)です。それ以外の時期は、蝶が大量に集まる様子を見ることは難しいかもしれません。
園内は自然を大切にする公園です。ゴミは必ず指定の場所に捨て、植物や蝶を傷つけないようご注意ください。
高原にある大理は、日差しが強く天候が変わりやすいです。帽子、サングラス、日焼け止めのほか、折り畳み傘や上着があると便利です。
公園内には、泉を中心にいくつかの池や博物館、広場などがあります。ゆっくりと散策することをお勧めします。
「蝴蝶大世界」や「蝴蝶博物館」などの室内施設は、状況によって閉鎖されている場合があります。最新の情報を事前に確認されることをお勧めします。
蝴蝶泉の写真
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