石鼓渡
石鼓は古来からチベットとの貿易拠点。
概況:
石鼓鎮は、雲南省麗江市玉龍ナシ族自治県に位置する、長江第一湾(万里長江第一湾)を見下ろす歴史的な町です。町の名前は、明代の嘉靖27年(1548年)に当時の麗江土司・木高が、チベット(吐蕃)への進軍に勝利した記念として建立した、漢白玉でできた太鼓の形をした石碑「石鼓碑」に由来しています。古くはナシ語で「ラバ(刺巴)」と呼ばれ、虎の咆哮する場所、あるいは虎族の花を意味し、元代には「羅婆」と記されていました。この地は、古来より大理へ南下し、チベットへ北上する交通の要衝であり、特に「茶馬古道」において滇(雲南)からチベットへ入る重要な中継地として栄えました。また、江面が広く水勢が緩やかな石鼓渡しは、三国時代の諸葛亮「五月渡瀘」、元のフビライ・ハン「革嚢渡江」、そして1936年に中国工農紅軍第二方面軍が北上抗日のために渡江したなど、歴史上何度も重要な戦略地点となった「兵家必争の地」でもあります。
見所:
長江第一湾:金沙江(長江上流)が石鼓鎮と香格里拉県沙松碧村の間で100度以上も方向を変え、巨大な「V」字型の湾曲を描く天下の奇観です。この地形は、第四紀のアルプス・ヒマラヤ造山運動によって形成されたと言われています。
石鼓碑(石鼓亭):町のシンボルである明代の漢白玉の記功碑が、沖江河のほとりの亭の中に保存されています。
紅軍長征渡江記念碑:1936年の紅軍渡江を記念して建国後に建立された高さ8.1メートルの碑で、その傍らには渡江記念室(文物陳列室)があります。省の重点文物保護単位および愛国主義教育基地に指定されています。
鉄虹橋:清代の光緒13年(1887年)に石鼓の挙人・周蘭坪の提唱で架けられた鉄鎖橋で、長さ17メートル。洪水で一度流失しましたが、後に再建され、「虹橋臥碧波」の風情を今に伝えます。
石鼓の町並み:静かな石板の路地、傾斜地に建ち並ぶ伝統的な家屋、3・6・9の日に開かれる活気ある市場(街日)など、観光化されていない素朴なナシ族の町の生活風景を体験できます。
入場料:無料
営業時間
ハイシーズン(7月~8月頃):7:30〜17:30
ローシーズン:8:00〜17:00
※ 町自体は常時散策可能ですが、主な見学施設(記念碑、記念館等)の参考時間です。季節により変動する可能性があります。
アクセス
住所:雲南省麗江市玉龍ナシ族自治県石鼓鎮
公共交通機関:
麗江市内の忠義市場付近から200路バスに乗車、石鼓鎮行きを利用します(運賃約10元、所要時間約1.5時間)。
麗江客運站(長距離バスターミナル)から、維西(維西)や塔城(塔城)方面行きのバスに乗車し、途中の石鼓鎮で下車します。
観光専用バスを利用する方法もあります。
旅のヒント
長江第一湾の全景を眺めるには、町から少し離れた高台の展望台がおすすめです。地元のレストランなどから案内してもらえる場合もあります。
町には本格的なレストランは多くありませんが、地元の名物である鶏豆涼粉(豆のでん粉を使った料理)や、市場で売られている新鮮な果物、手工芸品の草編み帽子などを楽しむことができます。
夏季(雨季)は江の水量が増し、景色がより壮大になりますが、雨具の準備が必要です。
町は小規模で、観光開発が進んでいないため、宿泊施設や高級な飲食店は限られています。日帰り観光が基本となります。
バスでのアクセスは本数に限りがあり、特に帰路は時間を要することがあります。地元の相乗り車を利用する選択肢もありますが、運賃は交渉制です。
石鼓渡の写真
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